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チワワ情報など

極小のチワワ(プチ)について

photo このページでは当院の極小チワワ(プチ)についてご紹介します。

体重は1.2kgオスのチワワです。名前はプチ

プチはチビコのお産2回目にて生まれた極小のチワワです。
チビコの1回目のお産についてはこちらを。


プチを生む前のチビコのお腹(2匹の子供がもうすぐ生まれそうです)

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プチのお父さん(チビコの2回目の交配相手です)

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プチが生まれた直後です。帝王切開にて2頭のオスが生まれました。

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小さい方がプチ。大きい方は笑ちゃんです。

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極小のチワワが生まれるのはやはり遺伝の不思議

同じ両親から生まれたプチと笑ちゃんですが、性別も同じオスなのに発育のスピードがぜんぜん違います。

小さい犬だけを掛け合わせて行けば,極小のチワワが生まれる確立は高くなると思われますが、両親が小さければ必ず極小になるともいえませんし、病気で小さい子を繁殖に使うことは避けなければいけません。

プチのおばあちゃんのモモコの姉妹の中には4頭のうち1頭だけ極小のチワワが生まれていました。
このように,何頭か生まれた中に1頭だけ極小の子が生まれることがあります。
遺伝は単純なものでないことがこのことによってわかります。
チワワなどは,小さいことを望む例が多く見うけられますが,大きさは遺伝によって決められていますので、餌を十分与えないことで大きくしないようにすることは絶対に避けなくてはなりません。
それは,栄養不足による病的な体を作るだけでなく,明かな動物虐待に当たるからです。

プチと笑ちゃんの成長記録



オッパイ大好き。

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生後1ヶ月

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生後2ヶ月

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生後3ヶ月

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生後3ヶ月になると大きさの違いが歴然としてきます。
笑ちゃんはチワワらしからぬ,狐顔になってきました。(おとうさん似かな)

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極小チワワの離乳までの注意点

一般的な小型犬の育てかたに関してはこちらをご覧ください。

特に極小のチワワは,上記の成長記録を見ていただくとわかるように発育のスピードが非常にゆっくりとしています。
それだけに食欲もあまり旺盛ではなく,急いで離乳をしようと思わず生後2ヶ月以降なるべく長く親犬のそばにつけてあげてください。

十分自分で食事を取れない状況での早期の離乳によって、低血糖症に陥る可能性が非常に高くなります。


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生後6ヶ月のプチ

私は大型犬の繁殖も数多く経験しておりますが、大型犬の場合は子犬の数が多いので,母乳が足りなくなる可能性があったり成長のスピードが非常に早いので,生後3週目くらいから離乳にとりかかっても良いのですが,極小のチワワでは生後2ヶ月でも完全に離乳するのが難しいこともあります。

一般に子犬を親から離して新しい環境に迎えるのに生後2ヶ月くらいを目安にしますが、極小のチワワはできるだけおそめに(できれば生後3ヶ月以降)親から離してください。また,それまでに複数回予防注射を接種しておくことが重要です。

プチも笑ちゃんにくらべて,食欲が非常に少なく食事をなかなか食べようとしないので2ヶ月くらいの時はとても心配しましたが3ヶ月頃には安定して食事をとるようになりました。食べる量は笑ちゃんにくらべ少ないことは成長のスピードを見てもらえればわかると思います。
しかし,身体的な異常がないので,子犬特有なじゃれ合いや元気の良い遊びは笑ちゃんに負けず劣らず活発に活動しております。

去勢をしました。

避妊去勢の必要性や実際についてはこちらをご覧ください。

笑ちゃんは成長が早く,生後5か月でマウンティング行動などが激しいため去勢を実施致しました。 プチは生後7ヶ月で去勢を実施致しました。


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約9ヶ月

チワワは乳歯の残存(特に犬歯が乳歯が抜けずに永久歯が生えてしまう)ことが多く,麻酔をかける去勢や避妊手術の時に乳歯を抜歯してあげると良いでしょう。

プチは現在も元気に他のチワワ4頭と猫のハッチと共に当院で暮らしています。


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約1年と2ヶ月

プチ1才2ヶ月になりました。毛も伸びて立派な男の子に成長しました。
おばあちゃんのモモコとじゃれ合っているところです。体重は1.3kg。

成長記録は今後もアップして行きます。


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